2018.08.07
見る蓮、食べる蓮。
福岡調理師専門学校から徒歩圏内にある
福岡城跡のお堀で、ちょうど今
“蓮”の花を観賞することができます。
お堀一面に咲く白とピンクの花と、傘になりそうな大きな葉っぱ。
まだ見たことのないあなた!
一度は見に行く価値ありの絶景ですよ!
この“蓮”。
見るだけのものではなく、私たちの胃袋も満たしてくれています。
“蓮”の地下茎部分は、「れんこん」として、
きんぴらや煮物の具材として
食べたことがある方も多いと思います。
れんこんの素朴なおいしさを感じられる一品を紹介しましょう。
れんこんを厚めに輪切りにして、トースターで焼き、
オリーブオイル、塩、醤油をお好みの量かけていただきます。
薄めの輪切りにして素揚げし、サラダのトッピングなどにしても
美味しいですね。
そして“蓮”は、ほかにも食べられる部分があります。
それがここ。どこの部分かわかりますか?
花が枯れた後に、花托が大きくなりこんな形になるのですが、
この中にころころとしたどんぐりのような実ができるんです。
それが「蓮の実」です。
でんぷん質が豊富なので、加熱するとホクホクとした食感に。
この性質をうまく活かして作られたのが
「蓮蓉餡(れんようあん)」です。
上品な甘さと栗のような食感が、
小豆の餡とはまた違った美味しさです。
ココナッツ団子の餡として「蓮蓉餡」を使ってみました。
かわいらしい出来上がり!
東南アジアの国々でも、蓮の花を観賞したり、
食用としている国はいくつもあります。
特に蓮の花を国花としているベトナムでは、
蓮の実をごはんと一緒に炊き込んだり、
茹でてサラダやチェーというベトナムの伝統的なデザートの具材にしたり、甘納豆のように甘く仕上げたり、色々な楽しみ方があるようです。
ひとつの食材を通して
色々な国の食文化を知ることができます。
あなたの好きな食材は、海外ではどのように食べられているのでしょう。
夏休み、ちょっと調べてみませんか?