2018.07.13
鮮魚市場見学
6月28日(木)の昼間部2年生。
学校から歩いて10分ほどのところにある
鮮魚市場へ見学に伺いました。
福岡市が管理するこの長浜鮮魚市場は
玄界灘や日本海、東シナ海などの豊かな漁場で獲れた
新鮮な魚介類が、九州・西日本各地から集まる
全国でも有数の鮮魚市場です。
日本では約350種の魚介類が食べられているのですが
ここ長浜鮮魚市場では年間300種も取り扱っているそうです。
福岡でほとんどの魚が手に入る!
これはスゴいことです!
そんなたくさんの鮮魚が並ぶ「せり」。
「せり」は、毎日早朝3時から2時間ほどで終わるので、
今回の見学では見ることができませんでした。
すっかり片付けも終わり、ガランとした市場内部。
早朝にはずらりと魚介類が並んでいるのでしょうね。
ここで競り落とされた魚たちが
卸売業者→仲卸業者→小売業者を経て
私たち(消費者)の手元に渡るまでのシステムも学びました。
長浜鮮魚市場は、直接船が乗り入れることができるので、
鮮魚の取扱量が多いそうです。
「福岡は魚がおいしい!」と言われているのは
新鮮なものが手に入るからなのですね。
特に取り扱いが多いものは正月時期の鰤(ぶり)!
これを聞いてしまったら、来年の正月には、鰤!
忘れずに食べなければなりません!
市場内には食品衛生検査所もあり
魚の食中毒について教えてくださいました。
腸炎ビブリオ、ヒスタミン、アニサキスなどに注意!
アニサキスは標本を見せていただきました。
鯖を生食することが多い福岡ではとくに注意が必要ですね!
色々な有毒な魚の標本もありました。
食べられるフグと有毒フグ。
まったく見分けがつきません…。
学生たちに感想を聞くと、
「こんなにも大きい市場が街中にあるのに驚いた。」
「新鮮な魚が食べられる福岡で、もっと日々の食事に取り入れていきたい。」
「深夜から早朝に働く方がいて食べることができるので、もっと魚を大切に食べたい。」
「魚を見極める力や魚の種類をもっと勉強したい。」
「日本人の伝統的な魚食文化をもっと知りたい。」
魚を食べる機会が減っている今。
今回の見学を通して、学生たちが少しでも魚に興味をもち
自分の目で魚を選び、調理し、食べることに
つながればいいなと思います。
せっかく新鮮でおいしい魚が福岡にはたくさんあるんですから!
長浜鮮魚市場はふだんは一般の方は入れませんが
毎月第2土曜日には“市民感謝デー”として
市場の一部が解放され、魚を購入することができます。
見るだけでも楽しいですよ!
ぜひ足を運んでみてくださいね!