卒業生による現場経験者講話

9月29日(金)、本校卒業生の松本 英明さん
現場経験者としてのお話をしていただきました。

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松本さんは、平成15年3月に本校を卒業。

卒業後は、全国に店舗を持つ京料理の名店、
「熊魚庵 たん熊北店」に11年間勤務、副料理長を務め、
現在は「飯家くーた 西中洲店」で腕をふるっておられます。

卒業以来15年間、一筋に日本料理店で働いてこられました。

ご実家が長崎・波佐見町で魚屋を営んでおられ、
幼い頃から手伝いをしていて料理に興味をもち
またお客様の喜ぶ顔がうれしくて
料理人になろうと思ったそうです。

学生時代の話から、就職先を選んだ理由、
就職してからのリアルな現場、そしてこれからのことまで
実際に経験したからこそのお話はとても重みがあり、
聞き入る学生たち。

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Q)やりがいは?
震災の時、仙台にいて被災、1カ月休業しました。
再オープンした時に、常連さんが来て、
「またここのお店の味が食べられて、生きててよかった」
と言われた時、涙が出そうでした。

Q)学生の内にやるべきことは?
アルバイト。
お金を稼ぐためのバイトではなく、
ジャンル問わず色々なものを見て学べるバイト。
自分の出身地の食文化や特産品を覚えておくこと。
お客さんから出身どこ?と聞かれた時の話のネタになる。
あとは、今のうちにしっかり遊ぶこと。
仕事を始めたら仕事ばかりで遊ぶ時間がない。

Q)社会人にとって大切なことは?
社会に出ると、人対人なので、声は大きくはっきりと。
色々なことに興味をもって積極的に楽しんで。
仕入れ先の業者にも積極的に質問していたら、
この人勉強しているんだな、と思って
いい食材を売ってくれたりします。

Q)今後の目標は?
同級生の中にはすでに独立している人もいるので、
私も30代のうちに独立を目指しています。

 

業界で活躍する先輩の話は
今後の就職、人生を考える上で
とても参考になったことと思います。
これからも卒業生の活躍、応援しています!