【特別講習】「キャラバン」河上彰範先生

9月5日(火)、
昼間部の全クラスを対象とした特別講習が行われました。
講師は、佐賀唐津*和牛ステーキ専門店「キャラバン」
オーナーシェフ河上 彰範先生です。

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河上先生は、本校の卒業生。
今から20年前の1997年に昼間部1年コースに入学し、
卒業後はホテルオークラに就職。
福岡・東京・海外で働いたあと、
2013年に家業であるステーキ店を継がれました。

扱う肉は、佐賀牛、伊万里牛のA5ランク。
ミシュランガイド福岡・佐賀2014で★を獲得し、
今では年間2万人のお客様が来店するそうです。

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「この世で一番おいしいものは肉」と言い切る河上先生。
この日、用意してくださったのは、佐賀の入賞牛。
ヒレ、サーロイン、希少部位のシャトーブリアン!
普段目にすることのないとても高価な肉の塊です。

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お肉のおいしい温度帯は、焼くときの中心温度が8度~12度。
ステーキはとにかく温度!

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フライパンで焼くときは
フライパンを煙が出るまで熱すればおいしく焼けるそうです。

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このシャトーブリアンのステーキを試食した学生は
「ふわっと綿菓子みたいに溶けた。」と
肉を食べたとは思えない感想を口にしました。

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ステーキのことだけでなく、卒業生ならではの
色々な話を赤裸々に語ってくださった河上先生。

料理の業界は厳しい。
夢だけでなく、壁もある。
長時間労働は当たり前。火傷、切り傷、腰痛に腱鞘炎。
最初は野菜や果物などの下処理ばかりで、
肉など高価な食材は触らせてもらえない。
悔しい思いも、つらいこともたくさんあった。
そんな中で、自分がその職場や環境を変えられるくらい
人間性を磨いてほしい。
ほかの人により優しく、より楽しく接して、
周りの人と一緒に楽しく仕事ができるように。
皆さんの未来が素晴らしい日々になるよう祈っています。」

たくさんの経験、苦労の中から生まれる言葉には重みがあり、
学生もとても真剣に聞き入っていました。
料理・食の世界は厳しいことも現実ですが、その分夢もあります。
強い覚悟を持ってこの先の道を進んでください!