2019.10.23
【特別講習】「博多 い津”み」 宮武尚弘先生
10月18日(金)、 特別講習が行われました。
講師は「博多 い津”み」の総料理長 宮武 尚弘先生。
「博多 い津”み」と言えば、福岡を代表するふぐ料理店ですが
今回の特別講習のテーマは「現代の料理と福岡の食」。
宮武先生には、料理の現状や福岡の料理や食材について
幅広くお話していただきました。
以下、一部ですがご紹介します。
料理は水が一番大事。
外国のミネラルウォーターには味がついていて、海外でお店を出している人たちは「水に味がついているので扱いづらい」と。日本の水は無味なので、昆布や鰹からうま味成分を作りだすことができるそうです。
体に良い日本料理。
味噌・漬物などの発酵食品が多い日本の料理は体に良いと、最近海外の方々の中で話題になっています。
福岡のごはんは美味しい!
福岡で食べるごはんは全部美味しい!と皆口をそろえて言いますが、それはいい食材を使っているから。映像には、有明の海苔、八女のお茶など、いちじくが登場したときに学生たちは「美味しそう~」と声をもらしていました。
食べものは人と人を繋ぐ。
会社の取引で食事をしたり、友達や好きな人を食事に誘ったり、皆食べることで人と繋がろうとしています。なので、料理を作る際に気をつけることは、必ず1皿だけでも皆でとり分けて食べる料理を作ること。そうすることで、より自然と会話ができるようになるそうです。
食べる=噛む
刺身は魚の種類が違うと切り方も違う。野菜炒めもすべての食材を同じ切り方にしては美味しさが引き立てられない。勝負は切るところから!
などなど、たくさんの興味深いお話を聞くことができました。
「この先、役に立つ知識が増えるほど料理は楽しくなる。
そのために何事にも興味を持つことが大事!
福岡は食で有名な土地だから、
福岡で調理師を目指す人は
世界中から注目されることになるので頑張ってほしい!」
最後にそう学生たちを激励してくださいました。
宮武先生、ありがとうございました!