2017.10.06
卒業生による現場経験者講話
9月29日(金)、本校卒業生の松本 英明さんに
現場経験者としてのお話をしていただきました。
松本さんは、平成15年3月に本校を卒業。
卒業後は、全国に店舗を持つ京料理の名店、
「熊魚庵 たん熊北店」に11年間勤務、副料理長を務め、
現在は「飯家くーた 西中洲店」で腕をふるっておられます。
卒業以来15年間、一筋に日本料理店で働いてこられました。
ご実家が長崎・波佐見町で魚屋を営んでおられ、
幼い頃から手伝いをしていて料理に興味をもち
またお客様の喜ぶ顔がうれしくて
料理人になろうと思ったそうです。
学生時代の話から、就職先を選んだ理由、
就職してからのリアルな現場、そしてこれからのことまで
実際に経験したからこそのお話はとても重みがあり、
聞き入る学生たち。
Q)やりがいは?
震災の時、仙台にいて被災、1カ月休業しました。
再オープンした時に、常連さんが来て、
「またここのお店の味が食べられて、生きててよかった」
と言われた時、涙が出そうでした。
Q)学生の内にやるべきことは?
アルバイト。
お金を稼ぐためのバイトではなく、
ジャンル問わず色々なものを見て学べるバイト。
自分の出身地の食文化や特産品を覚えておくこと。
お客さんから出身どこ?と聞かれた時の話のネタになる。
あとは、今のうちにしっかり遊ぶこと。
仕事を始めたら仕事ばかりで遊ぶ時間がない。
Q)社会人にとって大切なことは?
社会に出ると、人対人なので、声は大きくはっきりと。
色々なことに興味をもって積極的に楽しんで。
仕入れ先の業者にも積極的に質問していたら、
この人勉強しているんだな、と思って
いい食材を売ってくれたりします。
Q)今後の目標は?
同級生の中にはすでに独立している人もいるので、
私も30代のうちに独立を目指しています。
業界で活躍する先輩の話は
今後の就職、人生を考える上で
とても参考になったことと思います。
これからも卒業生の活躍、応援しています!