2016.02.09
【特別講習】ホテルニューオータニ博多 小田英男先生
2月3日(水)、この日の特別講習にお越しくださったのは
ホテルニューオータニ博多の総料理長 小田 英男先生です。
ホテルニューオータニ博多は、
「校外実習」や「試食会」などで毎年お世話になっていたり
この春から就職が内定している学生がいたりと
何かとつながりの深いホテルです。
「学生たちが今後の将来を考えていくいい機会になれば」と、
お忙しい中、小田先生に貴重な時間を割いていただきました。
小田先生愛用の包丁を見せていただきました。
長年研いで研いで使ってきたため
刃先が細くなっているのがわかります。
野菜の下ごしらえにはペティナイフ。
ジャガイモやカブ、ニンジンなど
皮をむきながら美しい形に整えていきます。
若い頃は、じゃがいも1,000個分!?を準備したこともあるそうです。
キレイにむくコツは「修行あるのみ」。
みなさん、がんばりましょう。
1品目は「玄海産 赤甘鯛のカリカリポアレ 昆布出しとシャンパンのブールブランソース」。
赤甘鯛は、鱗をつけたままカリカリに焼いています。
どの料理も、盛り付けを丁寧に丁寧にされていました。
「自分がお客様という思いを持って盛り付けること」
それが美味しそうに盛り付けるコツだそうです。
2品目の「海の幸とカリフラワーのムース」。
やさしい味のカリフラワーのムースが、
魚介や野菜の下にたっぷり敷かれています。
3品目は、「干しエビ葱スープ」。
大きめのクルトンが食欲をそそります。
4品目は、フレンチといえば!の
「舌平目のムニエル ケッパー入りムニエルソース」。
舌平目の下ごしらえの方法から、
ムニエルのポイントなど教えていただきました。
途中で何度か、味見をさせてくれました。
ベースとソースの違いなどを比べたり
味をきめるポイントなどを惜しみなく伝授していただきました。
ホテルで一人前になるには、早くて8年。
8年で、スカーフを巻いて、コック帽がかぶれるようになります。
時間はかかりますが、
基礎の基礎からしっかりと身につけることができます。
「自分でこれがしたい!作りたい!」という気持ちがあれば
どこでも頑張っていけます。
と小田先生。
小田先生、ありがとうございました!