【特別講習】「ホテルニューオータニ博多」大迫先生

1月 22日(月)昼間部の全クラスを対象に、特別講習が行われました。
講師はホテルニューオータニ博多」大迫 佑輔先生

大迫先生は、鹿児島県出身で、2003年に本校の昼間部〈2年コース〉を卒業し、ホテルニューオータニ博多へ入社。今年で勤務20年!レストラン カステリアンルーム料理長、洋食宴会料理長を経て、現在は外販調理課課長 兼 洋食宴会料理長を務められています。

この日助手として一緒に来校いただいた秋吉先生も、なんと本校の卒業生!ホテルニューオータニ博多、11年目だそうです。

実演していただいた料理は以下の3品。
Salade de homard à l’agrumes(オマール海老のサラダ仕立て 柑橘のソース)
Cabillaud poêlé l’egumes de la saison(鱈のポワレ 季節野菜と共に)
Côtelette d’agneau son jus(子羊のロティ)
Fraise Flambé(イチゴのフランベ)

せっかく2人で来ているのでと、全ての料理を2パターンの盛り付けで見せていただきました。
「同じ食材、同じ料理なのに、角度や配置で見え方が違いすごいと思った。」と学生たちも興味津々で、写真を撮っていました。

盛り付けは、人それぞれに違ったものになりますが、卓(テーブル)で違わないようにしているとのこと。レストランに勤務している時は、お客様目線で椅子に座った状態で見える角度を考えたり、サービスをする時もお皿に指紋が使いないようになど細かいところまで気をつけて厳しくしていたそうです。

盛り付けの細かい作業はピンセットでされていました。海外でもピンセットを使用することは主流で、レストランのシェフは皆、胸ポケットにマイピンセットを入れているんですって!

自分の経験や現場での話しを交えながらお話しいただきました。
長い間、一緒にお仕事されているのが、チームワークの良さ、手際の良さから伝わってきました。秋吉先生も色々なところに目を配りながら、大迫先生の次の動きを予測し道具を準備したりと無駄のない動きをされていてとても勉強になりました。

Q.ホテルに入社して最初にする仕事は?
A.部署にもよるが、1・2年目は、ほとんど料理は作れないことが多い。ものを取りに行ったりなど走り回っている。やる気がある人は、仕事が終わった後に自主練している。

Q.ラム肉の独特なにおいをどうしたらいいですか?
A. ローズマリー・ニンニクなど香りの強い物を多めにいれる。それでも全部は消えないので苦手な人はいるとのこと。九州は特にあまり食べないので使わないところもある。

Q.普段どんな感じで仕事をしていますか?
A.調理中は真面目にしているが、勤務時間も長いし、料理の合間でふざけたり、仕事終わりに飲みに行ったりなるべく働きやすいようにしたいと思って楽しくするようにしている。

最後に大迫先生の言葉をご紹介します。
「自分も勉強はできる方ではなかったが、料理をすることが好きでこの仕事を選びました。就職してから言われたことだけをしていると出世できないし、成長もできない。そのために普段から色々なことを学んで過ごしてほしい。自分で料理法を試したり、そういう意味でも遊びながら楽しんで仕事をしてほしいです。がんばってください!」

大迫先生、秋吉先生、ありがとうございました!