【特別講習】「WEEKEND HOUSE」髙口先生

12月4日(木)、昼間部全クラスを対象に特別講習が行われました。
講師は福岡市WEEKEND HOUSE(ウィークエンドハウス)髙口 淳料理長

髙口先生は、福岡調理師専門学校〈1年コース〉を2004年に卒業後、レストランひらまつへ就職されました。その後、東京・名古屋へ、さらに料理の腕を磨くため渡仏。ミシュラン一つ星レストラン「flaveur (フラブール)」にて副料理長に就任し、同レストランにてミシュラン二つ星を獲得。帰国後、ウィークエンドハウス料理長に就任されました。

学生たちは真剣にメモをとり集中!
先生は「テリーヌはひとつのバットで20名分だから、120名の時は6バット分作っている」など、実際の現場の様子をお話いただきながら、ひとつひとつ丁寧に調理を進めておられました。

目の前で実演して、できあがった料理がこちら!

◆Assiette de Terrine de Lègumes et Fruits de Mer
(アシェット ドゥ テリーヌ ドゥ レギューム エ フリュイ ドゥ メール)
野菜のテリーヌと海の幸の一皿

◆Amadai Grillè au Matsukasa,Sauce Anisée et Accent Feuilles de Chrysanthémes
(アマダイ グリエ オ マツカサ ソース アニス エ アクサン フィユ ドゥ クリザンテーム)
甘鯛の松笠焼き アニスソース 春菊のアクセント

なんて繊細で華やかな美しいお皿でしょう!
素材をひとつずつピンセットで盛っていくんですって!

学生たちの質問にも答えていただきました。

Q. レストランなどで働いていて大変なことは?
A. 毎日時間に追われていて、同じことの繰り返しなこと。

Q. ブライダルの良さは何ですか?
A. 晴れ舞台に食べる料理をつくれること。彩り・華やかさ、印象に残る料理や思い出になる料理などを意識して作っています。平日は、仕込みや準備などが多く、土日の回転が多め。

Q. 料理の組み合わせのコツは?
A.  味、香り、彩りを考えながら組み合わせています。最後まで楽しんでほしいので、色んな要素を取り入れ、味の変化をつけるようにしています。ブライダルでは、フレンチを食べにくるという人はなかなかいないので、幅広い年齢層に合わせてできるだけ馴染みのある「和」を取り入れています。

Q. どのくらいの値段なんですか?
A. だいたい一人あたり1万8千円くらい。人数は70名から120名ほど。

こちらは、福調を昨年卒業し、ウィークエンドハウスに就職した小柳さん!学生に「一緒に働かないか」と声をかけるために、今回自主的に参加されました。髙口先生の優しい人柄もあり、就職を希望する学生も多いようでした。

最後に髙口先生の言葉を。
「私も入社したころは何にもできなかった。目標がないとダラダラ過ごしてしまうので、自分に目標を持つことが大切!理想を想像して前に進む!フランスに行った時もしゃべれない中、履歴書を持ってお店に行き運よく働けた。海外の良さも知れたが、より日本の良さを感じることができた。行かないよりは、行った方が経験になる!」

髙口先生、ありがとうございました!