2020.02.28
【夜間部】西洋料理試食会
2月19日(水)の夜間部の授業は
西洋料理試食会でした。
会場は福岡市薬院にある、
イタリアンとジビエ料理が美味しいお店
「トラットリア カリメロ」。
シェフの永渕さんは、福岡調理師専門学校の卒業生!
サラリーマンを経験した後、本校へ入学し、
調理の道へ進まれました。
福岡のイタリア料理店で料理やサービスを身につけ、独立。
今年、7周年を迎えたそうです。
今回の試食会は、立食形式。
「トラットリアなので談笑しながら食事を楽しんでください」
シェフとの距離の近さに、
最初は緊張していた学生たちでしたが、
お話し上手なシェフのお話と、
とても楽しそうに料理している姿に、
最後までワクワクが止まりませんでした。
料理は前菜から始まりました。
イタリア パルマ産24カ月熟成の生ハム、オムレツ、冷製スープなど
どれも素材を生かしたシンプルな味付け。
お酒が飲みたくなる!という学生も。
看板メニューの「玉ねぎの丸ごとオーブン焼き」は
試食会後のレポートにも一番多く出てきた
インパクトのある一皿でした。
8時間!?じっくりと焼き上げた玉ねぎはトロトロ!
その玉ねぎの甘さにバーニャカウダソースの塩味!
皆、玉ねぎ1個をペロリと平らげていました。
このメニューは、シェフが下積み時代、
「10円で仕入れたものを1000円で売れるように作れ」と
言われて考えたもののひとつ。
原価が安い玉ねぎを時間と手間をかけて調理し、
今では、お客様にも満足して頂ける自慢の1品になったとのこと。
「スカンピ(手長エビ)の香草パン粉焼」
エビの甘みが感じられる一品。
殻は硬くて食べられないとのことですが、
不思議なことに、食べられないと説明しても、
殻も全部食べちゃうお客様もいるとか…。
「猪肉のミートソース、自家製パン」
「トラットリア カリメロ」では、
普段からジビエ料理を提供されています。
猪肉のミートソースは全然臭みがなく、
ふわふわカリカリの自家製パンとぴったり!
「牛サガリのステーキ」
食べ応え抜群のステーキ。
赤身で食べやすく、このビジュアルもたまりません!
「イカミンチとオリーブのトマトソースパスタ」
イカの旨味と、オリーブの香りが強く
パスタと絡まっておいしかったです。
「ドルチェ盛り合わせ」
色々なイタリアデザートの盛り合わせ。
この頃にはすっかり緊張も解け、
甘いデザートに誰もが笑顔!
食事を作っている間も、いただいている間も、
シェフのお話は止まりません!
下積み時代、ホールの仕事をしていたとき、
先輩に「テーブル席のお客様と
5分話したら5分休憩していい」と言われ、
最初はその5分話すことも大変だったそうですが
今では45分は話せる!というエピソードも。
シェフのお店ような個人店では、
まず話すことが大事、とのこと。
開業する際にも
「人と人のつながりが大切。人間性がみられる。
それによって成功するか、失敗するかにかかわってくる。」
ともおっしゃっていました。
最初から最後まで笑顔の多い試食会となりました。
シェフの美味しい料理と楽しいお話、
ごちそうさまでした!