2018.11.06
食肉市場見学へ行ってきました。
10月25日(木)、昼間部2年生の授業で
福岡食肉市場へ見学に行ってきました。
ここ福岡食肉市場では、一日に
牛(30か月齢)が約90頭、
豚(6カ月齢)が約550匹、解体されています。
本来の寿命は牛が30年、豚が20年と言われています。
肉を食べるということは「命」をいただくということ。
「命」について考えずにはいられない一日となりました。
市場や施設、食肉などについて説明していただいた後、
実際に施設見学へ。
施設は、とにかく衛生管理が徹底されていました。
搬入から出荷までの流れは一方通行。
まず、搬入で敷地内に入ってきたトラックは
車ごとタイヤと車体を消毒します。
と畜・解体は素早く。
食道を縛り、つり下げたときに胃の内容物の逆流を防いだり、
直腸・肛門も縛り、内容物が肉に触れないように徹底。
特に皮に菌が多いので、最初に皮を除去します。
解体に使われる包丁や器具は、一頭扱うごとに83℃の熱湯で消毒。
学生たちの反応は…
「と畜の現場は衝撃でしたが、改めて命の尊さを感じ、
食べ物を大事にしようと思いました。」
「私たちが生きるために、命をいただいており、
好き嫌いせずに食べないといけないと思いました。」
「自分たちが肉を食べるまでに
どれだけの人が時間と体力を使っているのかがわかった。
加工してもらった肉で美味しい料理を作り、
無駄にしないようにしたい。」
「動物の命をいただくものとして、みんなに見学へ行ってほしい。
命に感謝し、廃棄や無駄がないようにしたい。
料理を通して、解体を見たことがない人にも
命・食材の大事さを伝えていきたい。」
改めて命の尊さを感じました。
実際の加工現場を見に行くことで、
生産者や加工業者の大変な作業を知ることができました。
毎日暮らしていると食材への感謝は忘れがちですが、
肉であれ魚であれ野菜であれ
それらを食べられること、
それらを使って料理ができることへの感謝も
忘れないようにしたいと思います。