2018.07.03
紫陽花色のデザートを。
梅雨は鬱陶しい季節ではありますが、
私たちの主食「お米」のためには大切な雨。
外をみてみると木々は生き生き、
また紫陽花がしっとりと雨に打たれ美しく見えます。
そんな今だけの限られた季節を楽しむために
紫陽花をイメージしたデザートを作ってみました。
下の白い部分は寒天を使った杏仁豆腐。
紫陽花色のゼリーはレモン風味にしてみました。
クラッシュした青いゼリーがキラキラ宝石みたいで
とてもキレイでしょう?
この青色は合成着色料ではなく、
タイ原産の「バタフライピー」というお花の色。
「バタフライピー」は、タイでは伝統的なハーブの一種で、
昔からデザートや飲み物、お米の着色にも使われているそうです。
最近は、日本でも“インスタ映え”なる
フォトジェニックなものが話題を独占していますが、
それはタイでも同じ。
近年「バタフライピー」を使ったメニューが大人気なんですって!
こちらがその「バタフライピー」の花。
色素はブルーベリーやナス、赤紫蘇と同じアントシアニンです。
アントシアニンは酸性が強くなる程、色が赤く変化します。
理科の実験で見たことがあるのではないでしょうか。
バタフライピーから抽出した液に
酸性のレモン汁を少しずつ加えると、
青色から赤紫色へ変化していきます。
その性質を利用して、色のグラデーションも楽しめるゼリーができあがりました。
まだまだ雨が続きそうです。
外に出かけない日は、おうちでゆっくり
冷たいデザートでも作ってみませんか?