【特別講習】「シャトー文雅」山口育生先生

5月25日(木)、昼間部で
学外から講師をお迎えする特別講習が行われました。

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講師は、佐賀の欧風料理レストラン「シャトー文雅」
取締役副社長 兼 料理長
山口 育生先生です。

佐賀県佐賀市にある「シャトー文雅」は、
結婚式場を併設しており、
年間約100組ものカップルが結婚式を挙げられているそうです。
今回は、ランチでも提供されている料理を3品教えていただきました。

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写真左から「サンロードトマトのマリネ」、
「オマール海老とイカのスフレのフリット スイートチリソース」
「和牛バラ肉のトマト煮込み スパイス風味」。

どれも色鮮やかで華やかなメニューです。

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「サンロードトマトのマリネ」の「サンロードトマト」とは、
佐賀市内で作られている「サンロード」という品種のブランドトマトで
甘みが強く、味も濃く深いトマトだそうです。

そのトマトを丸ごとバニラ風味のシロップに一晩つけ、
フルーツのイチゴと合わせたなんとも想像しがたい一品。
学生全員、味見をさせていただきましたが
デザートのようであり箸休めにもなるさわやかな味でした。

「サンロードトマト」は高級品なので
仕入れ時の工夫のコツもこっそり教えていただきました。

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2品目の「オマール海老とイカのスフレのフリット スイートチリソース」
5月、6月が最盛期のオマール海老を使って。

カナダにあるオマール海老の加工工場へ行った際のお話も交えて
一皿を仕上げてくださいました。

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3品目の「和牛バラ肉のトマト煮込み スパイス風味」
スパイスを数種組み合わせて、奥深くエスニックな料理。

肉の仕入れ時にも、良い材料を安く仕入れるように工夫されており、
食材をうまく組み合わせて、手を加えて提供することが大切だと
教えてくださいました。

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最後には、学生からの質問にも丁寧に答えてくださいました。

Q)若い時に苦労したことはありますか?
A)体力や勤務時間、勤務日数など大変なこともあったが、
それを苦労と思ったことがない。
きつさや苦しさよりも、楽しさや嬉しさの方が大きい。
人を喜ばせる仕事なので自分も楽しんで仕事をするようにしています。

Q)料理をする上で大切にしていることは何ですか?
A)10人中10人がおいしいと言ってくれる料理
食べて一口目にすぐおいしいと感じられる料理を作るようにしている。

 

そして、最後にいただいた一言は
「失敗して学べることもたくさんあるので、
若い頃はたくさん挑戦して、
失敗してもポジティブに考えましょう。

死ぬときに楽しかったと思えるよう、
その時々で楽しんでください」とのこと!

これから料理の道へ進む学生たちにとっては、
とても素敵な答えをいただきました。
山口先生、ありがとうございました!