2016.09.30
【特別講習】「アクアパッツァ」オーナーシェフ 日髙良実先生
9月29日(木)、
昼間部の全クラスを対象とした
イタリア料理の特別講習が行われました。
講師は、東京・広尾「アクアパッツァ」「アクアヴィーノ」
「ジェラテリア アクアパッツァ」、神奈川・横須賀「アクアマーレ」の
オーナーシェフ 日髙 良実先生です。
イタリアで修業されたときの話を交えながらの
とても楽しい授業でした。
今回教わったレシピは全部で5品。
どれも、野菜の甘みや魚介のうま味など、素材の味をいかした
シンプルで、でも風味豊かな料理でした。
また、その料理がうまれた背景や作られている地域の話など、
それぞれの料理にまつわるストーリーも教えていただき、
より一層、料理への理解が深まったのではないでしょうか。
日髙シェフの代名詞でもあるメニュー、アクアパッツァ。
お店の名前にもなっていますね。
これは南イタリアの漁師のまかない料理。
日髙先生が、イタリア料理の中で最も感銘を受けた料理のひとつだそうです。
材料は、魚、あさり、トマト、パセリ、バジル、オリーブオイル
水、塩、こしょう。
入れるべきタイミングで次々に材料を入れていくだけ!
それだけなのになぜこんなにうま味たっぷり!?!
アクアパッツァは素材、味、見た目もまさにイタリアな料理。
これはぜひ作れるようになりたいですね!
学生からの質問をどんどん引き出し、
ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。
どの世界でも自分をPRし、積極的に学ぶ姿勢が大切だと
いうことも教わりました。
「まずはオリジナルを知ること。そこからのアレンジは自由。
だから私はイタリアではこうだったと教える。」
「食はアナログの世界だから、経験が必要。
色々な人との出会いを大切にしてほしい。
例えばコンビニの食べ物でも、食べ物に対して真摯に向き合い、
考え、感じてください。
これから人としての器を大きくしていってほしい。」
第一線で活躍されているシェフの言葉は
学生の心にとても響いたと思います。
日髙先生、ありがとうございました。