【特別講習】「アクアパッツァ」日髙良実先生

12月10日(木)、階段教室に昼間部の学生全員が集まり
特別講習が行われました。

今日の講師は、イタリア料理の日髙 良美先生です。
東京・広尾にある名店「アクアパッツァ」や
「アクアヴィーノ」「ジェラテリアアクアパッツァ」
「アクアマーレ」など、多くのお店のオーナーシェフでいらっしゃいます。

今回紹介していただいたメニューはイタリアの「郷土料理」

イタリアも日本と同様、縦長の国。
南と北で、気候も風土もかなり違います。

イタリアの場合、収穫できる野菜なども異なれば、
料理に使用するオイルも、
南部はオリーブオイル、北部はバターやラードを
使用することが多いとか。

イタリア北部では、そばのパスタが食べられているということで
今回はそばの手打ちパスタも教えていただきました。

食材のこと、調理のこと、
イタリアでの修業時代の話を交えながら、興味深々の授業でした。
学生たちも最初から最後まで聞き入っていました。

日髙先生の授業はとにかく「参加型授業」。
ひとつ料理ができあがると、出来立ての料理を学生に試食させ
質問や感想に応える。

最初は大人しかった学生も、徐々に積極的になり
次から次に質問がでてきました。


〈1〉パンと野菜のサラダ

「なぜトマトは他の野菜と一緒に混ぜないのか?」
「赤ワイン酢と白ワイン酢の使い方は?」
「オリーブオイルをたくさん使用していたが、食べたら脂っこくなかった。」


〈2〉牛の胃袋の香草風味

「煮込んだ豆はなぜ半分潰すのか?」
「イタリアでは、牛の胃袋はどのような状態で売られているのか?」
「大麦のプチプチ感が美味しい。」


〈3〉ケイパーペーストのパスタ

「ケイパーは何の花なのか?」
「ケイパーソースはもっと塩辛いと思っていたが、そうでもなかった。」


〈4〉そば粉のパスタ

「そば粉の生地になぜ牛乳を入れるのか?」
「そば粉のパスタがモチモチして美味しかった。」
「食感が苦手だった。」


〈5〉アクアパッツァ

「アクアパッツァにはどんな魚が合うのか?」

 

写真で見ても、どれも本当においしそう!
最後に、今回、日髙先生からいただいた
印象的な言葉をいくつか紹介します。

とにかく『食べてみたい!!』いう欲望が必要。まずは料理に興味を持つことが大切。」
「嫌いな食べ物がある人は人生、損しているよ」
「初めて作る料理は味をイメージしながらつくると、味の幅が広がる」
「料理の仕事はつらいこともあるが楽しい。自分で食べて美味しい。人に食べて喜んでもらえる。その上、お金ももらえる。」

 

どの言葉も、学生たちの心に、しっかり残ることでしょう。
日髙先生、ありがとうございました!