鮮魚市場見学

6月28日(木)の昼間部2年生。
学校から歩いて10分ほどのところにある
鮮魚市場へ見学に伺いました。

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福岡市が管理するこの長浜鮮魚市場
玄界灘や日本海、東シナ海などの豊かな漁場で獲れた
新鮮な魚介類が、九州・西日本各地から集まる
全国でも有数の鮮魚市場です。

日本では約350種の魚介類が食べられているのですが
ここ長浜鮮魚市場では年間300種も取り扱っているそうです。
福岡でほとんどの魚が手に入る!
これはスゴいことです!

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そんなたくさんの鮮魚が並ぶ「せり」。
「せり」は、毎日早朝3時から2時間ほどで終わるので、
今回の見学では見ることができませんでした。

すっかり片付けも終わり、ガランとした市場内部。
早朝にはずらりと魚介類が並んでいるのでしょうね。

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ここで競り落とされた魚たちが
卸売業者→仲卸業者→小売業者を経て
私たち(消費者)の手元に渡るまでのシステムも学びました。

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長浜鮮魚市場は、直接船が乗り入れることができるので、
鮮魚の取扱量が多いそうです。
「福岡は魚がおいしい!」と言われているのは
新鮮なものが手に入るからなのですね。

特に取り扱いが多いものは正月時期の鰤(ぶり)
これを聞いてしまったら、来年の正月には、鰤!
忘れずに食べなければなりません!

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市場内には食品衛生検査所もあり
魚の食中毒について教えてくださいました。

腸炎ビブリオ、ヒスタミン、アニサキスなどに注意!
アニサキスは標本を見せていただきました。
鯖を生食することが多い福岡ではとくに注意が必要ですね!

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色々な有毒な魚の標本もありました。
食べられるフグと有毒フグ。
まったく見分けがつきません…。

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学生たちに感想を聞くと、
「こんなにも大きい市場が街中にあるのに驚いた。」
「新鮮な魚が食べられる福岡で、もっと日々の食事に取り入れていきたい。」
「深夜から早朝に働く方がいて食べることができるので、もっと魚を大切に食べたい。」
「魚を見極める力や魚の種類をもっと勉強したい。」
「日本人の伝統的な魚食文化をもっと知りたい。」

魚を食べる機会が減っている今。
今回の見学を通して、学生たちが少しでも魚に興味をもち
自分の目で魚を選び、調理し、食べることに
つながればいいなと思います。
せっかく新鮮でおいしい魚が福岡にはたくさんあるんですから!

長浜鮮魚市場はふだんは一般の方は入れませんが
毎月第2土曜日には“市民感謝デー”として
市場の一部が解放され、魚を購入することができます。
見るだけでも楽しいですよ!
ぜひ足を運んでみてくださいね!