「お茶」のこと、知ってますか?

みなさん、ふだん急須でお茶を入れて飲んでいますか?
気軽に飲めるペットボトルのお茶が普及し
なかなかそんな機会もないのではないでしょうか。

昼間部2年生の“料理概論”という授業時間で
「お茶の授業」を行いました。
講師は、本校の卒業生!
日本茶インストラクター古賀友弥子さんに来ていただきました。

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現在、古賀さんは、八女でお茶の製造・販売をされている
古賀茶業株式会社で活躍されています。
あのJR九州の豪華列車 “ななつ星”でも
古賀茶業さんのお茶が車内提供されているそうな!

そんな八女を代表するお茶屋さんで活躍する古賀さんに
「煎茶」「玄米茶」「ほうじ茶」
茶葉の種類ごとに美味しく入れる方法を教えてもらいました。

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茶葉によって、一人当たりの茶葉や湯の量、
湯の温度、浸出時間が違うこと。
お湯を注いだら、急須をゆすらないこととその理由。
お茶の味が均一になる「まわし入れ」。
注ぎ終えたときの最後の一滴「ゴールデンドロップ」が一番美味しいこと。
などなど、たくさんのポイントを教わって、いざ実践!

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湯呑に注がれたお茶は、初夏を感じさせる美しい緑色。
またお茶の清々しい香りがホッと気持ちを落ち着かせてくれます。

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あちらこちらで「美味しい」という声が聞かれました。

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「玉露」初体験の学生の反応が面白かったです。
低温の湯で1~2分かけてゆっくりと蒸らした玉露の味は、
まさに “味を楽しむお茶” でした。

学生曰く玉露の味は
「お茶というよりもお吸い物のような…。うま味がすごい!」。

そうなんです!
玉露にたっぷり含まれるうま味は「アミノ酸(グルタミン酸)」。
その成分は、だし昆布と同じなんです!
お茶とお出汁が同じ成分だなんて、ほんとうに不思議です。

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最後は好みのお茶を入れて、
抹茶を使ったマーブルシフォンケーキをいただきました。

「バイト先でも実践したい」
「香ばしい玄米茶でお茶漬けしたい」
「実家のおばあちゃんのお茶を思い出した。懐かしい味。」
ほのぼのとした感想が学生から聞かれました。お茶の力でしょうか。

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ペットボトルのお茶など、便利なものもありますが
たまには急須でていねいにお茶を入れるのもいいでしょう?

今回美味しくいただいた古賀茶業さんのお茶は
ホームページからの通信販売でも
天神の岩田屋三越 地下2階の店舗でも買うことができます。
色々なお茶を試して、自分好みのものを見つけてみてくださいね!